感染症外来の最新の動向(ライノウイルスが優勢)
2024/11/16
当院では各種の4機種、9台の感染症遺伝子分析装置が稼働しています。
最近の動向は長引く咳を訴える患者さんが多くそのほとんどがライノウイルス感染でした。
コロナ(COVID19)は急激に減少、インフルエンザは遺伝子検査すると総数は少ないですがほぼ前例インフルエンザA型 H1-2009(2009年に流行始まったインフルエンザ)でした。マイコプラズマ感染症は考えたよりとても少なく、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスも検出されています。
同時多項目PCR検査機器での陽性者の内訳
ライノウイルス 40%
インフルエンザH1-2009 26%
RSウイルス 13%
マイコプラズマ 7%
COVID19(新型コロナ)6%
ヒトメタニューモウイルス 6%
(COVID19 インフルエンザ単独 PCR検査装置の結果は含みません。
インフルエンザやコロナは症状経過より予測つくため多項目遺伝子分析はしないため。
多目的遺伝子分析はコスト、保険診療の問題あり、特別混合感染を疑う症例に使用を限っている。)