年明けの感染症外来の状況報告
2025/1/9
ニュースでもインフルエンザが爆発的に流行していますと言っているように当院も発熱外来が急増しています。
年末からインフルエンザとコロナが同時に上昇しています。当院遺伝子分析センターでの多項目同時遺伝子解析装置の
分析の結果、インフルエンザはA型サブタイプH1‐2009が60%、残り40%はサブタイプH3 どちらもA型ですが混在しています。
そしてほぼ同数でCOVID19の陽性者が出ています。(従来型のコロナウイルスも1例検出されました。)
以前は症状によってインフルエンザかコロナ(COVID19)か判断が出来ましたが、最近はどちらも同じような症状なので
判断が難しくなっています。コロナ(COVID19)抗原検査、インフルエンザ抗原検査陰性の症例でも当院の遺伝子解析で陽性となる
症例も少なくありません。
昨年末に度々検出されたヒトメタウイルス、RSウイルス、マイコプラズマの検出率は低下しています。
最近は咳が長引く症例が多く咳止め薬が不足しています。
あまり咳が長引くようだと肺炎の心配もありますのでレントゲンを撮る事をお勧めします。
生活面では今特に乾燥時期でもありますので保湿、水分補給に十分注意して頂きたいです。
当院感染症外来はCOVID‐19(新型コロナ)が5類に変更後予約は不要です。
不明な点がある場合は受付までお電話でお問い合わせください。